2005年04月

2005年04月09日

厚い膜

お酒を飲む。
聞こえる音がまわりの雑然としたくだらない騒音から、徐々に頭の中を反復する影に追われた声に変わってくる。外との関係の断絶。内に響く音と向き合う為に、感情を閉ざす為に体にアルコールの膜を張る。ヌルッとした鼻水のような鈍く厚い膜。動きが散漫になるように、思考が鈍くなる分、考えることが少なくなって、楽になる。アルコールで逃げる。自分の思考から道具を使って逃げることはさもしいことだとわかっているが、アルコールに依ることが一番安いのだ。
ただそんな中、僕は埃にまみれたようなちんけで安っぽい誇りは失わない。



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